地球外生命体 枠 をつくる
他人と過去を変えることはできない
変えれるのは自分と未来だけ。この言葉、私にガンガン響くのでいつも思い出してはウンウンとうなずくのですが、オリジナルが誰なのかは知りません。とくに調べてもないです。ただ、この間この言葉をとてもナチュラルに使いこなしているご婦人に出会い、とても面白いことを教わりました。。
健康リーダー研修で、たまたま隣の席になった方なのですが、公立の保育園で定年まで勤めあげ、園長先生にもなり定年退職。現在も子どもの教育にかかわりたいと、ボランティアで小学校や保育園、養護施設などで活躍中。
若いころは趣味で日本舞踊の名取も取得、現在はボランティアで生かせる手話、腹話術を習い中。さらに、大の動物好きから保健所から引き取った猫4匹と、犬2匹と生活。日本野鳥の会所属。さらに、旦那さん、お子さん、お孫さんまでおられます。
研修中のお昼休憩、たった40分ほどの時間だったと思いますが、お昼を食べながら語ってくれた彼女の生き方が素晴らしくて、本当に面白いなと思いました。彼女こそマルチポテンシャライト。色んなことに興味を持ち、自分のやりたい仕事に生かしている。理想な人生の先輩の姿だわ、と。
他の星から来たんだから、分かり合えなくて当然
そんな先輩でも、どうしても合わない人、受け入れがたい人もいるそうです。今回はそういう人とどう付き合えばいいのか?という話。先輩の教えはこうでした。
どうしても理解できない人がいる。その時は自分の中で、地球外生命体という枠をつくってそこにいれておけばいいのよ。
なるほど!遠い星から来た人だと思えば、理解できなくてあたりまえ、わかってもらえなくて当たり前な感じがする!その人が何をしていようと、驚かないし腹も立たない。先輩の中では3人ほどその枠に入っているそうです。
その教えにたどり着くまで、ずいぶん試行錯誤があったそうです。とくに、上司としてどうしても直したいと思った同僚の先生がいたとき、20万円の自腹をきって勉強し、コーチングの資格まで取得されています。今では笑ってお話されていましたが、その当時先輩がいかに必死で他人を変えようとしていたかがわかります。
それでも、やはり他人は変えられませんでした。コーチングの先生も、その方は変わらない、あきらめましょう。と言われて目が覚めたそうです。そうか!他人を自分が良いと思うように変えようなんて無理なんだ。そもそも、その人の良いか悪いかなんて人それぞれ。でも、どうしても「あの人の良いのゾーン」が理解できない。。。
そうか!ちがう国の人なんだ!いや、それだと他の国の人に失礼な気がする、動物と思えばいいか?いや、それも動物に失礼だ。そうか、星が違うんだ!そう思えば腹も立たない。
ということで、地球外生命体枠が出来上がったそうです。そこまで言われるその方も気の毒な気がしますが、先輩からしたらそのくらい許しがたい行動をとる人だったんでしょう。
私が気になったのは、コーチングの件。子育てをしているので、コーチングにも興味があったので、先輩に聞いてみました。コーチングの勉強は役にたたなかったんですか?そこはさすが先輩、そんなことはありませんでした。
園長先生という仕事柄、育児に疲れ気味のお母さんのケアだったり、地球人(笑)の後輩の先生たちにだったりはすごく役だったと。ただ、コーチングが有効なのは健康な人たち。うつ病などの病気になってしまった人に必要なのはコーチングじゃなくてカウンセリング、ちゃんと病院で治療をしてもらわないと。
さすが先輩です。たくさん人と接してきて実地で学んだからこその教え。机上でコーチング理論や方法を学んだだけではわからない、実践的な教えのような気がしました。
他にも教えてほしいことはたくさんありますが、あと一日で研修も終わり。たぶん、二度と会わないかもしれないと思うと、一期一会って大事です。今回先輩に出逢えてお話が聞けたことにも、研修に参加した意味があるのかもしれない☆といつも自分に都合よく変換して思ってみるのでした。