成長とは常に限界を超えること
親も子もストレスがなく、喜びにあふれる子育て
子どもの成長を見守り、手助けするのが親の役目だと思っています。
環境によって、親が子どもに求める成長、身につけて欲しい能力の違いがあるのかもしれません。
けれども、1番いいのは無理やり成長させようと押し付けることなく、子どもが自ら成長してくれること。
親も子もストレスがない、気づいたら成長が感じられるような喜びにあふれた子育てが理想です。
理想の子育てを目指して、色々な子育て本を読んできました。
それぞれ参考になりましたが、基本はその子にあったやり方を見つけ、
親はその環境をつくるために奔走するのが1番いいというのがいまのところの結論。
まずは、我が子に合った学習法を見つけること。これが、1番大切で、1番難しい。
そんな中、またもや新しい発見をさせてくれた本が!
脳の可塑性(一生を通じて脳は変化する)を利用して能力を引き出す手法、
アナット・バニエル・メソッドを通じて、脳性まひや自閉症、ADHDなど発達に特別な支援を必要とする子どもの脳の変化、可能性を伝える活動をしておられるアナット・バニエル氏の本です。
特別な支援を必要とする子どもたちだけでなく、
すべての子どもたち、大人たちの脳の成長に役立つ内容だと朝から感動しまくりでした。
新しい世界との違いに気づくことができれば脳が変わる
成長とは、常に自分の限界を超えていくことです。
人間はとくに意識せずに、できることとできないことがわかれていく。
できることとできないことの境目、ここが限界です。
限界を超えなければ何か新しくできるようにはならない。
自然にできるようになったこともあれば、訓練してできるようになることもあります。
自然にできるようになったと思っていることでも、実は脳が知らないうちに学び取ってくれているからなのです。
この、脳が自ら学び取っていく力を伸ばしていく方法。
これがわかれば、スポ根のように苦しくてつまらない訓練を続けなくても自然と脳が変化。
ラクに限界を超えて行ってくれます。
「できないこと」に注目してはいけない
具体的な方法として、自分、子どもの現在をありのままに向き合うこと。
私たちは何故か「今、できないこと」に注目し、できるようになるにはどうすればいいかという訓練を始めようとします。
けれども「できないこと」はそもそも脳に必要なパーツが揃わないからできていないだけ。
今持っていないだけのたくさんの違うパーツを集めることができれば、脳が勝手に編集、変化しできるようになるのです。
そのために必要なのが、自分の今と、新しい世界との違いに気づく経験。
人は経験から学びます。できないことも、経験から学んでしまうのです。
できないことをできるようにしたい。
そのために何度も繰り返し練習することで、できないという経験をさせてしまう。
よかれと思って親が子どもにしてしまいがちなことではないでしょうか。
とくに子どもは経験が不足しているだけで、今の自分と別の感覚があることに気づいていないだけなのかもしれないのです。
そこに気づき、新しいパーツを集めることができれば、子どもは自然とできるようになる。
そんな可能性に気づくことができました。
それを知った親ができること。
子どもたちの今を注意深く観察し、今、必要な経験をして子どもが違いに気づくための手助けをすること。
そこを目指していけば少なくとも間違うことなく、親も子どもも楽に成長していけるのではないでしょうか。
余計なストレスがなく、楽しい子育て経験ができそうな希望が持てました。
これからは、この脳の可能性を生かすメソッドを取り入れて自分、子どもの成長に役立てて行こうと思います。
朝から大興奮の発見をしたのでした♪