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子どものピアノコンクール出場を無駄な経験にしないために

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愛娘の子育てが趣味。 子育てで自分育て中。 子育てで自分育て中。 スキル0の専業主婦→マラソン完走→宅地建物取引士→整体師兼ブロガー ママ的なポテンシャル開花を目指して奮闘中。 スキル0の専業ママだった自分と娘、どこまでも可能性を信じて。

お子様にピアノを習わせていると、

教室によってはピアノコンクールに出場を勧められ、

親としてどうするか悩む という機会があるのではないでしょうか。

 

我が子は小学校2年生から毎年、

何らかのピアノコンクールに挑戦し続けています。

 

現在中学生、今年は受験生となります。

学業との両立に悩むところですが、

やっぱりコンクール挑戦による快感がやめられないらしく、

今年も挑戦してしまうのではないかな?といった感じです。

 

「小さい子どものピアノコンクールなんて意味があるのかな?」

 

そんな疑問を持たれた親御さんために、

少しでも参考になればと思い、この記事を書いてみました。

 

※関連記事

ふつうの家庭の子どもがピアノコンクールに挑戦したらどうなった?

https://mamateki-potentialite.com/pianocompe/

 

コンクールに出る目的

 

我が子が最初にコンクールに出ることにしたのは、

小学校2年生の時。

1歳から通っていたヤマハ音楽教室から

個人のピアノ教室に移ったことがきっかけでした。

 

通い始めたピアノの先生が、

コンクール出場に前向きな先生だったからです。

 

ピアノの先生の中には、

生徒をコンクールに出すことを嫌がる方もいらっしゃるようなので、

そこは本当に好みなのではないかなと思います。

 

そもそも本当にピアノの才能があり、

ピアニストになりたいと本気で思うお子様ならば、

最初から、

または気づいたらすぐにそれ相応の教室に通われるでしょうし。

 

というわけで、

本気で我が子がピアニストになれるなんて思ってもなく、

ピアノが弾けるようになったらいいよね!

ピアノ習うと頭が良くなるらしいし!

 

母のこんなイメージで習い始めた我が子は、

大好きな先生に言われるがまま、

コンクールに出場してみることにしたのでした。

 

このように、

母娘ともども最初は大きな目的意識のようなものはなく、

強いていえば「思い出づくり」

が一番の目的だったと思います。

 

思い出はプライスレス

 

当時のことを、娘はあまり覚えていないらしいのですが、

コンクール出場を、

娘にとっていい経験、いい思い出になれば♪

と軽い気持ちで決めた母は、

大変さに驚きました。

 

最初に驚いたのは、先生の豹変ぶり 笑

 

それまでは優しいだけだった先生の指導に、

当然のように厳しさが加わります。

もともと、レッスンには必ず保護者が付き添い、

注意されたことは大人がメモをとり、

次回のレッスンまでに良くなっていなかったら

保護者との連帯責任。

 

こういった感じで、

子どもの習い事とはいえ、

通常時から親の負担が多めのレッスン。

 

ここに、コンクールで勝つためのレッスンと

緊張感が加わり

親の負担はさらに倍増です。

 

何しろ、先生に注意されることが通常の何倍かになるわけです。

これを次のレッスンまでに子供に克服させるとなると、

家での練習量も何倍かにしないといけないわけで。。。

 

もともとピアノに座っているのを嫌がらなかった娘なので、

うちはあまり苦労しませんでしたが、

他のお母様方のお話を聞くと、

本当に頭が下がることがありました。

 

皆さん様々な工夫をして、

親子で厳しいレッスンや家での練習時間を乗り越え、

コンクール当日を迎えているのです。

 

とはいえ、今になって思うと、

親にもこういった機会がなければ、

本気で子どもに向き合うことが

少なくなってしまうのではないかな、と思います。

 

小学生にもなれば、

ほかっておいても兄弟やお友達と遊ぶようになるし、

お母さんと二人で何かを練習して本番に臨む!

なんて機会はなくなるわけです。

 

娘はあまり覚えていないようですが、

先生に言われるがまま

幼い娘と一緒にピアノに取り組んだ経験は

母にとってはプライスレスな思い出になりました。

 

さらに幸運なことに、

人生初で挑戦したコンクールで思ったより評価された娘は、

全国大会にまで出られることになり、

横浜のホールで弾かせていただく機会も得ました。

 

地方在住の私達にとって、

横浜まで行く機会を得れば浮かれた家族旅行です。

帰りにはディズニーランドにも寄れるとあって、

娘は大喜び。

 

 

ピアノのコンクールを頑張ると、いい事がある。

 

こんな思考回路が知らないうちに出来上がったのかもしれません。

 

コンクールで上手く弾けなかった時は?

 

幼い子どものことですから、

コンクール当日には何が起こるかわかりません。

 

どれだけ練習では上手く弾けていたとしても、

当日何かの都合で弾けなくなることもありますし、

体調が悪くなる時もあります。

 

そんな時に母としてどう声をかければいいか?

何より、我が子が頑張れば頑張っただけ、

思うようにいかなかった時は

母にも怒りや悲しみが湧いてくる。

 

もし、そうなってしまったら?

こんな不安に母も押しつぶされそうになります。

 

うまくいかなかった時のショックは、

当然本人も受けますが、

子どもが幼いときは本人よりも

母の方が受ける傷が大きい。

 

そんな気がします。

 

せっかくコンクールに出るからには、

当日に上手くいってもいかなくても、

我が子にとっても親にとっても、

良い経験になったと思えることが大事。

 

どんな結果であれ、

「コンクールに出てみてよかった」

そう思えるようになるには

どうしたら良いのでしょうか?

 

その親子の精一杯で練習してみる

 

コンクール本番では、

いろいろな親子を見かけます。

幼い我が子に演奏させるため、

必死で取り組んできた親子ばかりだと思うのですが、

 

中にはあまり練習してきたとは思えない子、

途中で演奏が止まってしまい、

弾き終えられずに終わってしまう子も多かったです。

 

小さなコンクールですし、

幼いうちから結果に拘らず、

発表会のような感覚で

出場させている先生もいるのかもしれません。

 

けれども、うちの教室の感覚では

コンクールに出るからには結果を狙うのは当たり前。

 

身内が喜んで聴いてくれる発表会とは違い、

コンクールとはわざわざ他人に頼んで聴いてもらう機会。

親は大金まで払って、

「評価してください、順位をつけてください」

と言っているようなものなので、

結果を狙わないのなら出る意味がないと思います。

 

かといって、

どんな小さなコンクールでも結果を出すのは難しい。

 

勝ち負けがわかりやすいスポーツなどと違って、

ピアノのコンクールの評価の基準はわかりにくいのです。

 

親がプロでもない限り、

我が子のピアノが上位入賞できるのか出来ないのか、

毎回全くわかりません。

 

先生に言われた通りに弾けるように練習し、

本番ではものすごく上手く弾けた!

という実感があっても、

入賞できなくて悔しい思いをした。

 

なんてことは普通にあります。

 

それでも、娘は毎年コンクールに挑戦したいと言います。

 

それはやはり、

娘にとってのコンクールが

結果だけが全てじゃないからだと思います。

 

自分のために一生懸命教えてくれる先生。

家族一団となってコンクールに向けて練習計画を練ったこと。

大人たちが自分のために頑張ってくれていることを感じられるのが、

子どもにとってはとても嬉しいのではないでしょうか。

 

子どもながらに、

「これだけ頑張って練習したのだから」

という気持ちと、

「これだけ先生やママに応援してもらっているのだから」

という責任感のようなものも生まれるようです。

 

残念ながらコンクール前日に胃腸風邪を発症し、

母は出場を諦めていたときも、

げっそりしながらも娘はコンクールに出たいと言い張りました。

 

たった1日で痩せこけて

ドレスがブカブカになってしまった娘が

なんとか弾ききったときは涙が滲みました。

 

幼い子どもながらに、

何か少し難しいことをやると決め、

できることならやり切りたい!

という欲求は強いのだと思います。

 

「挑戦させて、失敗したらかわいそうだ」

と思う親心もすごくよくわかるのですが、

本人が自らやりたいと思っていることがあるのなら、

少し難しいことでも挑戦してみることが大事なのではないでしょうか。

 

難しいことに全力で取り組んでみたけど、

思うように結果がでない場合でも、

子どもは自分なりに納得し、

次に進みます。

 

悔しいからもっと練習しよう!と思うか、

これだけやったからもういいや!と思うか。

それはその子それぞれ。

 

どちらにしろ精一杯取り組んだことだけが、

いい思い出になり、自信になる。

 

結果はどうあれ、

何かに挑戦し頑張ったことが

無駄になることなんてないのだと思います。

 

一度でも何かをやり遂げた自信が持てたら

毎年高いお金を払ってコンクールに出場させていますが、

私からしてみればそのお金で

我が子にやる気と自信をプレゼントしているつもりです。

自分のことを思い返しても、

なんの目標も締め切りもなかったら、

本気で何かに取り組むことなんてできない。

 

発表会があるから練習するし、

テストの日が決まっているから勉強する。

 

いくらピアノが好きだからといって、

発表会もコンクールもなければ

生徒たちは練習するモチベーションが続かないことをわかっていて、

先生は年に2度も発表会を開催してくれていた時期もあったのです。

 

みんながこぞってコンクールに挑戦するようになった今では、

忙しくなってしまい、

発表会は年に一回になりました。 笑

 

「せっかくピアノを習うのだから、

堂々と人前でピアノを弾けるようになり、

生きていく上での自信にしてほしい。」

 

先生の狙いどおり、

ピアノが弾けるという自信、

何かに挑戦し、やり遂げたことがあるという自信は、

我が子にとって一生無くさない財産になったと感謝しています。

 

とはいえ、

やっぱり目標がないと譜読みにも力が入らない娘をみていると、

私はいつまでコンクール代を出さなきゃいけないのだろう。

と不安になったりもしますが。。。

 

子どものピアノコンクール出場が無駄にならないわけ

結論。

我が家の経験からは、

「小さい子どものピアノのコンクール出場は無駄にならない」

ということになりました。

 

どんなことも、結局はその子次第。

 

本人のやる気が見られるのなら、

できる限りの協力をすればいいし、

どうしてもやる気が出ないのならやめておけばいい。

 

そんな当たり前の結論にしかならなくて申し訳ありません。

 

我が家のピアノコンクール挑戦についての記事はこちらからも↓

https://mamateki-potentialite.com/pianocompe/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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