ニュージェネレーションと銀河鉄道
ジェネレーションギャップ ばっち来い!キャンペーンを開催中
というわけで、何か面白いことに気づいた方、ぜひ教えてください♪
銀河鉄道と聞いて、何を思い浮かべますか?
「銀河鉄道」
私たち世代が聞くと、3つのワードがパッパッと思いつきましたが、
娘ちゃんたち世代には全く話が通じないということが判明しました。
私が思いついた順番に、
① 銀河鉄道999
② ゴダイゴ
③ 宮沢賢治
先日行われた娘のピアノの発表会。
そこで披露することになった曲のタイトルが「銀河鉄道」でした。
先生から楽譜をいただいた時、
母 「アニメの999ですか?」 先生 「違います。」
母 「あ、ゴダイゴの曲ですか?」 先生 「違います。」
母 「じゃ、宮沢賢治ですか!」 先生 「違うんですよね」
正解は、現在もピアノの講師として活躍中の服部希和先生が、子どもたちが楽しんで演奏できる曲を作ろうという思いで作曲した「銀河鉄道」という曲です。
今年のピティナピアノコンクールの連弾の課題曲として選ばれ、
その演奏を聴いた先生が、「すごくいい曲だよ」と娘に選んでくれました。
ニュージェネレーションとイメージの共有はむずかしい
さて、発表会にむけて練習が始まりました。
今回は連弾なので、娘のパートナーをしてくれる中学一年生のお姉さんと一緒に合わせる練習をします。
小学生と中学生、いつもは個人レッスンなので同じピアノ教室に通う以外は
接点のない二人ですが、一緒にピアノを弾くととてもいい感じの二人です。
若い二人が奏でる銀河鉄道。
この場面で、ジェネレーションギャップ発動です。
どうしても、999のイメージがちらつく先生と母世代。
先生 「この部分は、少年とメーテルが知らない星に降り立った時みたいなイメージだと思うんだけど。」
子どもたち「???」
先生「汽車が遠くから走って来て、だんだん音が近づいてくるイメージよ」
子どもたち「???」
先生のおっしゃること、母にはものすごくわかるのですが、肝心の子どもたちには伝わってないようです。
母「えっと。。。たぶん999知らないと思います。
鉄郎とメーテルって人が主人公のアニメなんだけど知ってる?」
先生「え?!あ、そうか。メーテル知らないんだ。もしかして、汽車が宇宙を走ってることも知らない?」
苦笑いの子どもたち。
そうだよね、知らないよね。。。先生だって母だって、999はリアルタイムじゃなく再放送世代だもん。
先生「じゃ、次回のレッスンまでに動画を見てみてね」
と、この日のレッスンはしめられました。
新しい感性で受け継いでいってほしい名曲
よくよく考えてみると、銀河鉄道999を知らない子たちが弾く「銀河鉄道」
もしかしたらだけど新しくていいものが生まれるんじゃないか?
この曲を作曲した服部先生は私たち世代なので、
もしかすると「999」も「ゴダイゴ」のイメージも頭にあったのかもしれません。
「銀河鉄道999」は、松本零士先生の名作です。
このアニメを見て、子どもながらに人間の本当の幸せとは何か、永遠の命と死の意味を考えることができたと思います。
人工知能やロボットとの共存を本気で考え始めた現代のことを描いているようなお話だな、と。
どんなに名作でも、時が流れれば知らない世代が増えていく。
うちの子達は、かつて男子の憧れだった謎の超絶美女メーテルや
鉄郎少年の苦悩など知る由も無いのです。
というわけで動画はあまり見せず、
若い二人の感性のままの銀河鉄道を聞いてみたい!
リハーサルの映像ですが、子どもたちノリノリで弾いてます♪
躍動感のある、明るい未来の星に向かうような銀河鉄道に仕上がり、母たちは大満足。
発表会も大成功でした。
後々、調べたら「ゴダイゴの銀河鉄道」はEXILEがカバーし、
その後輩にあたるGENERATIONS from EXILE TRIBEがテレビで歌っている動画を発見しました。
世代を超えて愛される「銀河鉄道」
アニメも曲も名作は世代を超えて世に伝わり続けます。
ニュージェネレーションの銀河鉄道☆
新しい感性で、ステキな未来の星に向かって走っていって欲しいです。