先ずは徳を積むことを考えてみよっと
「徳は才の主にして 才は徳の奴なり」 菜根譚
語訳 「才能があるのに人徳の無いのは、主人の居ぬ間に使用人が勝手に振舞っているようなもの。
だから、化け物が出てきて騒ぎ回ってもなんの不思議はない。」
要は、いくら才能があっても人格が伴わなければ使いこなせない、どこかで失敗するという事、
と、私は解釈しました。
偶然立ち読みした子供向けの本の一節で、響きまくった名言です。
もちろん、中国の古典である菜根譚なんて縁のなかった私ですが、
その時に心に引っかかる一言、たった一言で悩んでたことが解決してしまったり、
もっと頑張ろうと思えたり。
その一言に出会えるのは本当に偶然。
でも、真剣に考えてさえいれば、不思議と思いもよらぬ形でちゃんと答えが見つかったりするものらしいです。
さて、最初にもどって「徳は才の主 」の件。
この言葉のどこが自分にひかかったかって、才より徳が大事ってところ。
いつも「やってみたい」「こうなりたい」が先行して始める自分ですが、
やっていくと「才能がないかも」と人と比べたりして凹んでいくことも。
ここまで生きてくると、
嫌でも自分にビックリするような才能があるわけではないことは自覚できます。
だけど、この言葉で「なんだ、才能より徳の方が大事なんじゃん!!」と、パッと開けた感じ。
さすがに太古から伝わる古典。
時や国を超えて、令和の主婦の心にも響きました。
才能はどうしようもないかもしれない、知識や技術はもちろん大事だけどまだまだ、
でも、もっと足りないのは人としての「徳」=「信頼」なんじゃないか?と。
いい年をして、才能や技能があるかないかよりも大事なのは「人格」。
周りからの信頼や人気がないことの方がよほど嘆かわしいのではないか?、と。
心がけ次第で「徳」は積んでいくことができる!
今からでも間に合うのでは!
というわけで、また一つできることが増えました。
まずは家族や友達、ご近所の方々の役に立つことを考えてみようと。
人に喜ばれる事を探して、人とつながってみようと。
どこかで迷いを感じながら続けていたボランティア活動も、
心から人の役に立てると信じられる活動なら「徳」が積めそうな気がします。
あくまで家族、特に娘に負担をかけない範囲ですが。
これからは「徳を積む」がマイブーム、
私の中に眠る才能を引っ張りだしで使いこなしてやろうと思います!
(あくまであきらめが悪い 笑)