子どもバレエの発表会の舞台裏~費用・衣装・お手伝いについて~
バレエを踊っているときの娘が
一番輝いていると思う親バカブロガーです。
わが家では娘が4才の時からバレエを習い始め、
送り迎えをはじめ親子で取り組んでいます。
「バレエといえば、発表会って大変じゃないの?」
と聞かれます。
「確かに大変です。」
正直に答えますが、
リハーサル時の送迎、衣装の準備、費用、当日のお手伝い。。。
教室にもよりますが、本当に大変だと思います。
ただし男の子ママたちから聞く話、
サッカー教室や少年野球関係の送迎やお手伝いのことを聞いていると
「なんだ、みんな同じじゃん」
紫外線を気にしなくていいだけ、むしろ、ラクかも。
と思えるもの。
少子化が進む現代の子供の習いごとのある生活は、
親と子の共同作業。
子どもが選んだ習い事に、
どれだけ親が付き合えるか?
試されている部分もある気がします。
良いか悪いかはおいておいて、
今回はうちが取り組んでいる
バレエの発表会の舞台裏をご紹介します。
バレエに興味を持ったお子様&ママの
少しでも参考になれば嬉しいです。
子どもバレエの発表会の舞台裏 費用編
費用に関して言えば、
レッスン代から舞台参加料まで
先生の言い値の世界なので、ある日娘が持ってくる恐怖のお知らせ
○○代金 10,000円です。
と言われれば疑問を持たずに
払わなければならない世界です。
教室によって差が出ると思うので、
あくまで参考までに。うちの場合です。
これよりも高額な場合も、
低額な場合も様々、通う教室次第です。
- 発表会参加料(発表会までのレッスン代含む)66,200円 (税込み)
- 衣装代1(貸衣装) 14,000円
- 衣装代2(貸衣装) 10,000円
- ソリスト代(男性ダンサーと踊る代金) 50,000円
これに、DVD代金、写真代が別でかかってきます。
どちらも購入は自由ですが、
子ども可愛さに写真代は無限大です(笑)
娘は今年から少しだけ男性ダンサーと
ペアを組んで踊るパートに抜擢されました。
昨年までなかった追加課金。。。
ソリスト代が課金され、
娘が頑張るにつれて
いよいよ親の首が回らなくなっていく恐ろしい世界です。
本格的にペアで踊れるようになったら、
桁が違ってきてしまいます。
教室からは、
役が決まる前に費用の確認のお知らせが届きますが、
お金が払えないからと言って、
せっかくの大役を断るのも娘の手前どうしたものかと。。。
「踊らせてやりたい。娘のために稼ぐしかない。」
そう思わせてくれる、恐怖の習い事です。
子どもバレエの発表会の舞台裏 衣装編
衣装について。
これも先生の言い値の世界です。
うちは割と庶民的な方だと思うので、
お値打ちな貸衣装で済んで助かります。
一着10,000円前後で、
リハーサルから本番までの1か月くらいは借りられます。
教室によっては、
毎回オーダーメイドで作るのが当たり前
(一着50,000代~)というところもあったので、
上を見上げれあキリがない、
恐ろしい世界です。
いちばんの疑問は、
毎年作ったかさばる衣装を、
どこに置いておくのでしょうか?
そういう方達はきっと
お城のような家に住んでいるのでしょう。
いやぁ。。。大変です。
貸衣装の場合、
当然その子によって体型が違うので、
母が微調整します。
役によって衣装の種類も違いますが、
どの衣装も踊っているときにホックが外れたら大変!
身体のラインもきれいに見えた方がいいので、
なるべくキツくフィットするようになっています。
胸板の厚い娘はどうしてもキツイというので、
背中のホックを引っかけるムシ(ループ)を作りました。
どちらにしても、
昔のコルセットのようにキツく締め上げる衣装、
そしてフリルなどで重い。
こんなものを着て、
涼しい顔で妖精のように舞うバレリーナの凄さがわかります。
子どもバレエの発表会の舞台裏 母のお手伝い
これも教室によって掟が違うので、
当日全くお手伝いのないラクな教室もあれば、
ブラック企業的な強制労働を強いられる教室まで様々あります。
娘が以前通っていた教室は、
参加費用を若干リーズナブルにするために
母の仕事がブラック化していました。サブの先生を極力雇わず、
先生と母の会を中心に回していく運営方針です。
こうなると、
母の会を取り仕切るボス母が生まれてきます。
ボス母が色んな権力を握るようになるのを
先生も簡単には止められないというブラック化が進みます。
掟に耐えられず、
娘は続けたくても、
母が精神的に病んで教室をやめていくことも起こります。
こんなことが普通に起こりうる世界です。
うちは少し違う理由で教室をかわりましたが、
明朗会計で母の仕事が少ない
今の教室の方が居心地がいいです。
もし何らかの問題が出てきたら、
それぞれのご家庭の事情にあった教室を探してください。
無理をして我慢しなくても、
教室はたくさんあります。
お子様にもママにも居心地がいい教室は
きっと見つかると思います。
新しく移った今の教室では、
子どもが小さいうちは、
発表会のお手伝いの仕事も頼まれず、
送り迎えだけ。
本番もゆっくりと客席に座って鑑賞できました。
前の教室での激務と比べると、
なんて素晴らしい教室だろうと思っていました。
が、今年はついに招集がかかりました。
お手伝いのお願いというやつです。
本番の当日、
主に子どもたちのメイクや着替えをサポートします。
「トノコ」とよばれる身体用ファンデーションを塗るのを手伝ったり、
小さい子たちの着替えやメイクをお手伝い。
会場係としてお客様の受付やご案内をしたり、
プレゼントの預かり等も母たちが行います。
子どもたちの発表会とはいえ、
お客様をよんでの一大イベントです。
成功するかしないかは、
当日集まっただけの素人母たちを束ねて指示をする
ベテラン母と先生の手腕にかかっています。
とはいえ、皆さん優秀なママたちばかりなので
余程変わったことをしなければ大丈夫です。
ベテラン母の指示を聞いて動けば、
無事にお手伝いを終えることができるはずです。
習い事でのママ友トラブルに巻き込まれないためにも、
適度な距離を保つことがオススメです。
子どものこととなると、
どれだけ立派な方でも我を失うということもあります。
それがママという生き物のサガなので、
お互いに割り切ってお付き合いしていきましょう。
どうしても苦手な場合は、
先生に伝えてお手伝いを断っても大丈夫です。
ママ同士も普段ほとんど顔を合わすこともない教室なら、
とくに影響もありません。
子どもバレエの発表会 できることなら出してやりたい
教室にもよりますが、
発表会への参加は基本自由です。
レッスンはするけど、
発表会は参加しませんという子もいます。
話を聞いてみると、
発表会に参加する価値がないと決めているのは親で、
「できればお友達と一緒に出たい」
というのが子どもの本音のようです。
バレエや音楽などは、
人前で表現してこその喜びや学びがあると思うので、
機会があれば発表会へは出してあげたい。
私はそう思います。
小さいうちから舞台に出して、
「子どもがプレッシャーに感じたらかわいそうじゃないか」と、
思われることもあるのですが、
人はプレッシャーにさえ慣れるもの。
照れや人と比べたりすることがない、
小さいうちだからこそやった方がいいと思います。
一番小さい子は3才くらいから発表会に出るので、
舞台の上で眠くて居眠りしてしまった子や、
おもらししてしまった子。
色んなハプニングはありますが、
どの親子も楽しそうです。
「これにこりて、二度と出たくありません」
という話は聞いたことがありません。
子どもが頑張る姿を見て、
嬉しくない大人はいないのだと思います。
綺麗な衣装を着て、
ライトを浴びながら豪華な舞台に立つ。
こんなに素晴らしい経験はなかなかありません。
小さい頃から舞台に立ち、
自分を表現することと小さな成功体験を
積み重ねてきた娘のメンタルはかなり強いです。
コンクールで賞に選ばれなくても、
本番失敗しても、
「でも、すごい楽しかった。次も頑張ればいいし。
次は賞を取ってあげるから。」と一瞬で言い放つ娘。
あれだけ練習したのに。。。
とうじうじ悩む母を逆に励ましてくれます。
何事もあきらめない、腐らない強さを身につけてくれただけでも、
費用と時間を投資した価値はあると思っています。
もし、お子様とママが「バレエを習ってみよう」
という気になったら、
私は迷わずオススメ、応援します。
大変なことも多いかと思いますが、
やった分だけ成長が感じられる習い事です。
子育てという限られた時間を、
ママとしてどう過ごすか悩まれている方へ。
バレエ好き娘ママの体験談として、
少しでも参考になれたら嬉しいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
娘に置いて行かれないように、これからも頑張っていきます。