自分を好きになる方法
いよいよ間近に迫った名古屋ウィメンズマラソン!
マラソン歴の長い先輩にレース中のコツなどを教えてもらっている最中、
私のへぼさに驚いた先輩からこんな質問が。。。
「じゃあ、なんで走るの?!」
頭ではわかっているつもりでも、とっさにうまく答えられませんでした。
マラソン大会に参加するわりに、
「記録更新も目指してない、完走できればいい」
「途中から脚が痛くなって動けなくなるのがわかってるから恐い」
「苦しいのが嫌だからハードな練習はしたくない」
マラソンを純粋に競技として楽しみ、
記録更新や技術向上を目指して日々ハードなトレーニングをしている先輩からしたら、
私のようなヘボランナーの心境はまったく理解できないのかもしれません。
もう一度、走る理由を考えてみた
そこで、何故ムリしてまで走るのか?
交通規制で多くの人に迷惑をかけつつ、ボランティアやスタッフさん達のお世話になりながら、
苦しいのがわかっていてナゼ?
大会に参加し完走を目指すのか、もう一度考えてみました。
1.ティファニーを始めとする参加賞が欲しいから
2.みんなが応援してくれるから。何故かみんながほめてくれるから。
3.ランナーズハイになれる時間が楽しいから
4.ゴールした後の達成感がハンパないから
どれも正解だけど、どれも自分をつき動かす本当の決め手ではない気がします。
新しい自分になれるかもしれないから
マラソンなんて大嫌いで、生涯マラソン大会に縁はないだろうと思っていた自分。
「マラソン完走すると、人生が変わるらしいよ」
誘ってくれた友達のこの言葉でやる気になりました。
当日まで完走できるか半信半疑、自分を信じられない自分に、
JUST DO IT !
「新しい私がこの42.195キロからはじまる」
ナイキのキャッチコピーが勇気をくれました。それ以来、ナイキのことが大好きです(笑)
言葉一つで人を勇気づけることもできる、
この言葉や一緒に走ってくれた友達、家族やみんなの応援などで、ヘボランナーでも完走できました。
そして、欲しかった新しい自分を手に入れることができたと思っています。
自分を好きになりたかったから
「始めて自分で自分をほめたいと思います。」
アトランタオリンピック、マラソンで銅メダルをとった時の有森裕子さんの名言です。
当時から有森選手の活躍と名言にはすごく感動し、心に残っている言葉でしたが、
まさか自分が使える時がくるとは!笑
オリンピックと市民マラソン大会、同じ距離を二時間ちょっとで走る選手と6時間かける人。
重ねて考えられることじゃないのはもちろんわかっています。
口に出すのもおこがましいです。。。
ただ、始めて完走した瞬間。
ほんの一部分にすぎないのだろうと思いますが、
この言葉を語ったときの有森選手がみていた景色。私にも見えた気がしたのです。
「なんで走ってるの?」
今度人に聞かれたら、爽やかにこう答えようと思います。
「自分で自分をほめたいから。自分をもっと好きになりたいから」
カッコよく決まりました ☆
へぼいくせにマラソンを続けることといい、どこまでも自己満足の世界です (笑)