0.7キロから42.195キロまで ④~たまちゃんのパパに出会う編~
フルマラソン初挑戦に向けて練習中のママさんランナー二人。お世話になっているドS師匠(あくまで個人の感想です)との間に、こんな楽しい思い出もできました。
いつものように、ケータイに師匠の奥様から電話が。「今度、初心者マラソン講座を地域新聞が取材しにくるのよー。写真撮ったりするみたいだから人数もいた方がいいし、よかったら来てくれないかな。」ちょっと、楽しそう☆同じ誘いを受けた友達も乗り気だったので一緒に参加することに。
当日、モデルさんが体験参加をするという形で、練習風景を写真で撮ることになりました。楽しみにしていたモデルさんは、絶対普段ぜったい走ってなさそうな、ムチムチボディにピンクのジャージがエロかわいい感じの若い女の子。その子が気になりすぎるらしく、彼女としかしゃべらない中年の男性カメラマンさんが撮影するようです。
師匠の掛け声に合わせて、いつものように準備運動から走るためのドリル。キャッキャッといいながら参加するモデルさん。その様子をやたら嬉しそうに撮るカメラマン。
途中でみんな気づいたと思います。「アレ?私たち、いらなくね?」とにかく、カメラの方向はずっとピンクジャージだし。カメラマンさんが話しかけるのも彼女にだけ。私たちに気を使ってくれて、何とかコミュニケーションをとろうとする、ピンクジャージの彼女にはまだ好感がもてます。
ただ、すぐにカメラマンがカットイン。「おおー、頑張ってるねー。普段こんなことやらないから疲れるんじゃない?体大丈夫?キツイけど頑張れー。」彼女の体調と機嫌ばかり気遣うカメラマンさん。
これがキツイって。。。?体操してるだけで走るわけでもないし。いつもはこの後走らされて手足しびれるんですけど?!!こんなことをいつもやってる私たちはなんなの?変態か?大事な彼女に、もう少し運動させた方がいいよ!あ、余計なお世話か、ついついひがんだオバちゃん、毒吐いてしまう。。。(安心してください、もちろん心の声です)
公園での取材兼練習が終わっても、いつもの走った後の爽快感はありません。師匠のお店に戻り、誰も何も言わなかったけど、なんだか残念な取材体験・・・
呼び出した手前、申し訳ないと思ってくれたのか、師匠の奥様がお礼にとコーヒーやお菓子、ソラーチ10分(足をケアするマッサージ器、いつもは500円!)を大盤振る舞いしてくれました。師匠や奥様が悪いわけじゃないのにね。。。
帰りに友達とランチ。師匠の前では言わなかったけど、思うことは同じ。
「なにあれ??なんの取材だったわけ?」
リアルにちびまる子ちゃんに出てくるたまちゃんとたまちゃんのお父さんみたいだったよねー。( = 娘かわいさのあまり、「いいよぉ、たまえー」と周りの迷惑も考えず、必死に娘の写真を撮りまくる話。)たまちゃん=この場合はピンクジャージさんは悪くないけど、見てる周りの人はなんだか気分がモヤっとするよね。仕事で来てるんじゃないの?あんな取材でいいわけ??もう、ボロクソです。
でも、こんな面白い人にも主婦で家にいたら滅多に出逢えない。これもマラソンがつないだご縁のおかげです。貴重な経験をできたことを楽しむ私たちでした。
次回へつづく。