【マンガと子育て】小学生バレリーナ親子におすすめのバレエ漫画~絢爛たるグランドセーヌ~

娘大好きママブロガーtomokoです。
今日は本をほとんど読まないうちの娘が、唯一ヒマを見つけては読んでいるバレエ漫画をご紹介します。
週4~6でレッスンをしてもまだ飽き足らないほどバレエ好きの娘がハマった現代のバレエ漫画。
「絢爛たるグランドセーヌ」1巻~14巻・・・作者CuvieチャンピオンRED掲載中
私も読んでいますが、今まで自分が読んできたバレエ漫画と違った印象でとても爽やか(笑)
バレエ好きのお子様とママにおすすめのマンガです。
現代っ子の主人公の生き方を通して、これからの時代をしなやかに生きていくためのヒントが描かれています。
お子様に安心して勧められる、母子で楽しめるバレエマンガとしてご紹介させてください。
バレエ漫画も現代っ子バージョンに進化している
この漫画の主人公は、奏ちゃんという小学生の女の子です。
お隣に住むお姉さんがきっかけでバレエにはまり、ひたむきに努力してプロを目指していくストーリー。
最初に読んだ時、自分が読んでいた頃のバレエ漫画よりも辛さがない、
爽やかでいい気分になる印象を受けました。
昔の少女マンガは、主人公が涙を流しながら逆境に立ち向かい、
次々と現われるライバルたちと闘いながら上へ登っていく。
途中、面倒な人間関係に翻弄される。。。
というジメジメした感じが一切ないのです。
この漫画の爽やかさ。
主人公が小学生で恋愛シーンがないということもありますが、一番の要因は彼女の性格です。
彼女の性格が超現代っ子。
昭和生まれのバレエ漫画の主人公とは考え方が全く違うのです。
現代に生まれた彼女は、生まれたときからモノがあふれる時代。
モノは欲しがらない、モノやお金を多く持っていることには興味がない。
「生きがい、やりがい、喜び、楽しさ」などあくまでじぶんの内面の充実を求める子です。
超現代っ子の主人公の目を通してみるバレエの世界。
この漫画の魅力、今までのバレエ漫画との違いはココだと思います。
現代っ子同士の友情
ほとんどモノを欲しがらない、他人を羨むことも少ない現代っ子同士のコミュニケーションも今までと違います。
この漫画にも個性的なキャラクターの子がたくさんでてきますが、
妬みや恨みによるジメジメとした世界とは無縁です。
ライバルや性格にクセのある子は出てきますが、
主人公のコミュニケーション能力でことごとく攻略、味方につけていってしまうのです。
これからの時代に大事だと言われる「コミュニケーション能力」略してコミュ力。
主人公は類まれなコミュ力を生かして、辛くないバレエストーリーを展開していきます。
バレエの世界は厳しいです。
アスリート並みの身体能力や柔軟性に加えて体型の維持。
音楽性や芸術性まで高めろと言われる世界です。
持って生まれた体型や才能があるのは当たり前、努力も当たり前。
そんなもの、気合いと根性で乗り越えるのよ!
と、いった辛さがこの漫画からはあまり感じられないのです。
かといってバレエの本質を無視した夢物語なわけではなく、
生まれ持った体型や身体能力、
家族の経済状況まで心配しながらバレエを続ける主人公達はむしろ現実的。
それでも爽やかな青春物語に感じられるのは、やはり登場人物たちの人間関係がいいから。
主人公は留学先で知り合った外国人とも余裕で付き合えます。
国の違いや厳しい環境に置かれたお友達にも、柔軟に対応できるのは彼女に変な思い込みがないからです。
子どもたちの方が先に、偏見や差別のない世界に対応しているのを感じます。
主人公は時代が求める超現代人
この漫画の主人公が今までのバレエ漫画のヒロインと大きく違う点。
どんな環境に置かれても「自分の頭で考えることをあきらめない」です。
これまでの昭和的なヒロインは、置かれた環境に支配されまくり、
自分の心や状況をコントロールできないのが当たり前、それが普通なので耐えることが美徳といった物語。
しかし、令和のヒロインは絶対に自分の心を諦めません。
彼女はどんな環境でも自分の頭で考えて決める、自分でコントロールしていこうという気概が感じられます。
どんな人からも良いところを見つけて学び、自分のモノにしていく。
誰かに教えられるのを待つのではなく、自ら貪欲に学びにいく姿勢。
たまたま彼女がバレエを選んだだけで、他のスポーツにしろ勉強にしろ何を選んでも大成するようなタイプ。
まさに時代が求める人材、これからの子どもに身につけて欲しいと言われているスキルを持っている子です。
この漫画は、そんなスキルを活かしていけばこんなにも豊かに楽しく生きていけるんだよ!と教えてくれているのです。
大人にとっても、バレエに対する興味とは関係なく新しい時代の生き方が学べる、そんな漫画です。
大人の固くて古くなった頭を、次世代に対応していくためにも読んでほしい。
バレエ好きなお子様と一緒にぜひ楽しんでいただきたいと思います。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。